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腎臓関連の論文を紹介します。アブストラクトはGoogle翻訳やDeepLを使用して翻訳しています。

【TID】 同種造血幹細胞移植後の腸管急性移植片対宿主病の発生を予測するための便検体中のサイトメガロウイルスDNA負荷モニタリング:それは価値があるのか?

Bueno F et al.
Transpl Infect Dis. 2020 Aug 9:e13440. doi: 10.1111/tid.13440.
背景:同種造血幹細胞移植(allo-hsct)患者におけるサイトメガロウイルス(cmv)感染と急性移植片対宿主病(agvhd)との間には双方向の相互作用があることを示唆するデータが発表されている。ここでは、便検体中のcmv DNAモニタリングをプロスペクティブに行うことで、その後の腸内agvhd(iagvhd)の発生を予測できるのではないかという仮説を立てた。方法:この2施設共同研究では、任意の方法でallo-hsctを受けた121人の連続した成人患者が登録された。結果:20人の患者の便からcmv dnaが検出された(累積発生率、16.9%、95%CI、6.3-31.8%)。便検体中のcmv dna濃度中央値は1,258 iu/0.1g(範囲、210-4,087 iu/0.1g)であった。これらの患者とそのドナーはすべてcmv血清陽性であり、20人中16人はcmv腎症を有していたが、4人の患者ではcmv腎症を伴わずに便からcmv dnaが検出されていた。糞便中および血漿中のcmv dnaの検出は、その後のiagvhdとは関連がなかった(それぞれ0.67、95%CI、0.18-2.52、p=0.55、0.86、95%CI、0.38-1.96、p=0.71)。結論:今回の研究では、gi cmv感染とiagvhdの相互作用を示唆する証拠は得られなかった。
URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32772456